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外壁塗装のシミュレーションについて

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外壁塗装は大掛かりな工事なので、工事後に予想と違った仕上がりになっていたとしても、そう簡単にやり直しは効きません。そのため、事前にシミュレーションをしておくのが有効です。ここでは、外壁塗装のシミュレーションについて学んでいきましょう。

外壁塗装の前のシミュレーションは何のために行う?

外壁塗装前には、カタログや塗装業者の公式サイトでカラーを確認して希望の色を決めることが多いでしょう。しかし、いざ塗装が完了してみると、イメージと仕上がりが異なる場合があります。

色がまったく異なるということはないでしょうが、カタログやサイト上の色合いと実似外壁に塗料を塗った際の色合いがまったく同じにならないことはままあるものです。その理由はさまざま。たとえば、外壁の元の色が微妙に透けていると、塗料だけの色を見たときとは異なる色になることがあります。また、工事完了時の色合いは塗料の量によっても異なってきます。標準的な塗り回数は3回ですが、外壁の劣化が激しいなどの理由でそれ以上の塗り回数で塗装した場合は、やはり色味が異なってくるでしょう。こうしたトラブルを避けるためにも、着工前のシミュレーションは非常に重要なのです。

外壁塗装前のカラーシミュレーション

完成後の色合いが事前情報と異なって困るのは、施工業者も同じです。しかし、実際に塗料を塗ってみないとどのような色になるかはイメーい¥じしにくい部分があります。そのため、塗装業者には施工前にカラーシミュレーションを勧める業者も多いのです。

カラーシミュレーションとは、インターネット上で外壁塗装のシミュレーションを行うことです。実際に塗料を塗ったときの色合いはもちろんのこと、家の形状やデザインとの相性、周囲の家々との調和など、実際に塗装工事を行わなければわからない色合いの変化を事前に知ることができるため、塗装工事のトラブルを避けるためにも非常に有効となります。

カラーシミュレーションをする際のポイント

外壁塗装の色選びに失敗しないために非常に有効なカラーシミュレーション。ここでは、カラーシミュレーションを行う際に注目するべきポイントを見ていきましょう。

色相をチェックする

色相とは、いわゆる色味のことです。色彩について学んだことがある人なら「色相環」を見たことがあるでしょう。色相環とは、赤・青・黄・緑などの代表的な色にその中間色を加えた20種類の色を円環状にならべた図のことです。色というものは常に単体で存在しているわけではなく、さまざまな色が複合的に存在しています。そのため、色単体のときとそばにほかの色があるときには色相が変わりますし、そばにどんな色があるかによっても色相は大きく変化するのです。カラーシミュレーションにおいては、塗料の単体の色だけでなく色相をチェックすることが非常に重要なポイントとなります。

色の明度をチェックする

色の見た目は、そばにある色のほかにも、明るさ、すなわち明度によっても変動します。色相が同じであっても明度が異なれば、色味は大きく異なって見えるのです。

基本的に色というものは、明度が高い=明るければ白に、明度が低い=暗ければ黒に近づきます。そのため、カタログやサンプル画像の明るい天候で見たときの色味と、曇り空や影になった部分の色味が異なって見えるということが起きるのです。こうしたトラブルを避けるためには、カラーシミュレーション上で色相だけでなく明度もチェックしておくのが重要となります。

色の彩度をチェックする

彩度とは、色の鮮やかさのことです。純色や原色といった鮮やかな色は彩度が高く、くすんだ色は彩度の低い色となります。彩度をどんどん下げていくと最終的には彩度がゼロの無彩色となり、色は灰色になるのです。

住宅塗装を行う際には、彩度の高い鮮やかな色のほうが適しているように思えます。しかし、実際にはあまりに彩度の高いカラーリングにすると悪目立ちしたり、周囲の建物との調和が取れなかったりするため、外壁塗装の代表的な失敗パターンとなっているのです。

色選びの際のポイント

近隣環境とのバランスを見て選ぶ

色選びの際には、いくつか気をつけるべき点があります。まず、自宅だけでなく周囲の町並みとの調和を考えましょう。あまりにも場違いなカラーリングや派手すぎる原色などは、周囲の景観に合わないことがあります。

日本塗料工業会の標準色に頼り切らない

日本塗料工業会(日塗工)からは、標準色として600種類以上の色が紹介されています。しかし、その中には必ずしも一般的な住宅には適しているとは言えない色も含まれているのです。そのため、外壁塗装の色を選ぶ際には塗料メーカーが公開しているカラーサンプルを参考にしましょう。

塗装しない部分とのバランスを見る

外壁塗装の失敗パターンとしてよくあるのが、外壁だけを見れば色合いはいいものの、塗装していないほかの部分とのバランスが悪くなるというものです。そのため、外壁の色を決める際には、外壁だけでなく塗装後の塗装していない部分とのバランスもよく考えるため、家全体を見るようにしましょう。

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